鍛える前に整えるとは?ReProがピラティスを取り入れる理由
「筋トレをしているのに、思ったように身体が変わらない」
「トレーニング中、いつも同じ場所ばかり疲れてしまう」
「身体を動かすと、どこか窮屈さや動きにくさを感じる」
こうした悩みの背景には、筋力だけではなく、身体の使い方や動きの特徴が関係していることがあります。
ReProでは、筋力を高めることだけを目的にするのではなく、まず身体の状態を確認し、必要に応じて動きやすい状態をつくることを大切にしています。
私たちが掲げているのは、「鍛える前に、整える。」という考え方です。
今回は、この考え方の意味と、ピラティスを筋力トレーニングに取り入れている理由について解説します。
1. 筋力があれば、身体をうまく使えるとは限らない
筋力は、身体を動かすうえで重要な要素です。しかし、筋力が高いことと、身体を効率よく動かせることは必ずしも同じではありません。
例えば、スクワットをするとき。
本来は股関節や膝関節、足関節などが協調して動く必要があります。しかし、身体の状態や動作の癖によっては、特定の関節に負担が集中したり、必要以上に力が入ったりすることがあります。
このような状態で、ただ負荷を増やしていくと、狙った筋肉に十分な刺激を与えられなかったり、動きにくさを感じたりすることもあります。
大切なのは、筋力を高めることだけではなく、その筋力をどのように発揮するかという視点です。
2. 「整える」とは、身体を柔らかくすることだけではない
「身体を整える」と聞くと、ストレッチをして筋肉を柔らかくすることをイメージする方も多いかもしれません。
もちろん柔軟性は大切ですが、ReProが考える「整える」は、それだけではありません。
- 必要以上に力が入り続けている部分を調整する
- 関節を無理なく動かせる範囲を確認する
- 呼吸と身体の動きを連動させる
- 身体の各部位が協調して動く感覚を身につける
- 目的に応じた動作を選択できるようにする
つまり、身体を単に柔らかくするのではなく、必要なときに、必要な場所を、適切に使える状態を目指すことです。
身体の状態は一人ひとり異なります。だからこそ、決まったストレッチやエクササイズを全員に当てはめるのではなく、その人に必要なアプローチを考えることが重要です。
3. なぜピラティスを取り入れるのか?
そこで活用しているのが、マシンピラティスです。
ピラティスでは、呼吸や姿勢、身体の位置関係を意識しながら、コントロールされた動きを繰り返します。
マシンのスプリングによる補助や抵抗を利用することで、身体の状態や運動経験に合わせて負荷を調整できることも特徴です。
例えば、普段は意識しにくい股関節や肩甲帯の動きに注意を向けたり、体幹と手足の動きを連動させたりするエクササイズがあります。
こうした運動を通して、自分の身体の動き方を認識し、コントロールする経験を積むことができます。
実際に、ピラティスと姿勢に関する研究をまとめた2024年のシステマティックレビュー・メタ分析では、姿勢の一部の指標に改善がみられた一方、対象や部位によってエビデンスの確実性には差があることも報告されています。
ピラティスを万能な方法として捉えるのではなく、目的や身体の状態に応じて活用することが大切です。
4. 整えるだけでも、鍛えるだけでも不十分なことがある
ここで重要なのは、ピラティスだけを行えば十分というわけではないことです。
身体を動かしやすくすることと、筋力を高めることは、それぞれ異なる役割を持っています。
例えば、姿勢や動作をコントロールする練習をしても、日常生活やスポーツで必要となる筋力が不足していれば、十分な身体機能につながらない場合があります。
反対に、筋力を高めても、動作の選択肢が少なかったり、身体の一部に負担が集中していたりすれば、思うように能力を発揮できないこともあります。
だからこそReProでは、ピラティスと筋力トレーニングを別々のものとして考えていません。
ピラティスで身体の使い方を学び、筋力トレーニングでその能力を高めていく。
この2つを目的に応じて組み合わせることで、身体づくりの選択肢を広げていきます。
5. ReProが大切にしているのは、トレーニングの順番
ReProでは、最初から決まったメニューを行うのではなく、まず姿勢や動作、身体の状態を確認します。
そのうえで、現在の身体に必要なアプローチを考え、ピラティスや筋力トレーニングを組み合わせていきます。
例えば、動作のコントロールを優先した方がよい場合には、ピラティスを中心に身体の使い方を確認します。
十分に動作をコントロールできていて、筋力向上が必要な場合には、適切な負荷をかけた筋力トレーニングを中心に行います。
もちろん、毎回必ず「ピラティスから筋トレへ」という順番になるわけではありません。目的やコンディションによって、必要な内容は変わります。
大切なのは、方法に身体を合わせるのではなく、身体に合わせて方法を選ぶことです。
まとめ|身体に合わせて、整えてから鍛える
身体づくりに必要なのは、ただ運動量を増やすことだけではありません。
自分の身体がどのように動いているのかを知り、必要な能力を見極め、適切な刺激を与えていくことが大切です。
ピラティスには身体の動きをコントロールする練習としての役割があり、筋力トレーニングには筋力を高める役割があります。
どちらか一方に偏るのではなく、その人の身体や目的に合わせて組み合わせること。
それが、ReProが「鍛える前に、整える」という考え方を大切にしている理由です。
身体は一人ひとり違います。同じメニューで、同じ結果が出る身体はひとつもありません。
だからこそ、目の前の身体を丁寧に評価し、その人に必要なトレーニングを提案する。
ReProは、そんな身体づくりを大切にしています。
鶴見・川崎エリアでパーソナルジムやマシンピラティスをお探しの方は、ぜひ一度ご相談ください。