BLOG

筋トレはなぜ大切か|見た目・健康寿命・自己効力感の3つの理由

筋トレはなぜ大切か|見た目・健康寿命・自己効力感の3つの理由

ジムはあちこちにあり、SNSを開けばトレーニング動画がいくらでも流れてくる。筋トレは、いまやとても身近なものになりました。ただ、改めて「筋トレって何のためにやるんだろう」と考えてみると、答えは意外と一言では言いにくいものです。

Podcast「RePro RADIO」第9回のテーマは、まさにその「なぜ筋トレをするのか」。RePro代表の古賀は、筋トレの価値を見た目の変化・健康寿命・自己効力感という3つの視点から話しています。この記事では、その内容を読み物として再構成してお届けします。

「見た目を変えたい」から始めていい

痩せたい、お腹を引き締めたい、ヒップアップしたい、かっこいい体になりたい。筋トレを始める理由としては、これが圧倒的に多いところです。代表の古賀も「それで全然いいと思います」と話します。実際、古賀自身が最初に筋トレへ向かったきっかけもそこでした。

見た目の変化はいちばん分かりやすく、変わったときは素直に嬉しい。そして面白いのは、見た目を変え始めた人が、途中から別の価値に気づくことが多いということです。

  • 疲れにくくなった
  • 肩こりが減った
  • 生活習慣が整ってきた

こうした変化が積み重なり、最終的にこの回の一番のテーマである「自己効力感」にもつながっていきます。

「整える」と「鍛える」は違う

第1回のピラティスの回では、「体をセットアップする」という話をしました。車で例えるなら、タイヤの向きがバラバラだったり、ハンドルが曲がった状態でアクセルを踏んでも、効率よくは走れません。まず整えないといけない。それがピラティスの役割です。

ただ、体は整えただけでは変わりません。筋肉は増えませんし、骨も強くなりません。整えることと鍛えることは、そもそも別のものです。

体は刺激に適応する生き物なので、変えたいなら適切な負荷を与える必要があります。それが筋トレです。筋トレによって筋肉量が増え、筋力が上がり、体のラインが変わる。その結果として、見た目が変わっていきます。

筋肉も骨も、30歳頃から静かに減り始める

「筋肉って何歳から減ると思いますか」。番組の中で古賀が投げかけた質問です。50代、60代、70代くらいから、と思う方が多いのではないでしょうか。

ところが実際には、30歳頃から少しずつ減少が始まると言われています。しかもこれは、本人が気づきにくいのが厄介なところです。気づいたときには「昔より疲れやすいな」「体力が落ちたな」という形で現れてくることが多くなります。

骨も同じです。骨密度は20代でピークを迎え、30歳頃から少しずつ減っていきます。つまり、老化は高齢になってから始まるものではなく、30代くらいから静かに始まっているということです。

もちろん年齢を重ねること自体は悪いことではありません。ただ、筋力や筋肉量、骨密度が減っていくと、次のようなことにつながってきます。

  • 転倒
  • 骨折
  • 将来的な介護リスク

筋トレは、未来の自分への投資

だとすると、筋トレは今のためだけにやるものではありません。古賀の言葉を借りれば、未来の自分への投資です。

10年後、20年後、30年後に、自分の足で歩いて、好きな場所に行って、好きなことができる。これはとても大きなことです。

アンチエイジングというのは、老化のスピードを緩やかにする作業だと考えてもらって大丈夫です。年齢は止められません。けれど、体の機能の低下を遅らせることはできる。そのための非常に有効な手段の一つが筋トレだと、古賀は考えています。

自己効力感は、根拠のない自信ではない

3つ目のテーマが、古賀が個人的に一番好きだという「自己効力感」です。簡単に言えば、「私ならできる」「俺ならできる」という感覚のこと。自信に近いのですが、少し違います。

自信は、気合や根性から生まれるものではありません。脳は常に「自分はこれを達成できそうか」という未来予測をしています。たとえば同じ100kgのスクワットを見ても、「できそう」と思う人もいれば「無理そう」と思う人もいる。その違いは才能だけではなく、脳が過去の経験をもとに成功確率を計算しているからです。計画や判断、未来予測を担当しているのは、脳の前頭前野という部分です。

過去に「できた」という経験が積み重なると、脳は「今回もできそうだ」と予測します。つまり自己効力感は、根拠のないポジティブ思考ではありません。むしろ逆で、過去の成功体験から生まれる未来予測です。

そして筋トレは、その成功体験を積み重ねやすい営みです。

  • 先月60kgだったベンチプレスが、65kgに上がる
  • 最初は週1回も続けられなかったのに、今週は3回続けられている

こうした経験を通して、脳は「努力すると結果が変わる」ということを学習していきます。筋トレは筋肉を鍛えているようでいて、同時に脳も育てている。2か所を鍛えている、というわけです。

失敗の受け止め方が変わる

自己効力感が高い人は、失敗したときの考え方も違うと古賀は言います。

自己効力感が低いと、うまくいかなかったときに「自分には才能がないな」となりやすい。一方で自己効力感が高い人は、「じゃあやり方を変えてみるか」と考えます。能力不足という判断をせず、次のための情報として扱うのです。

これは筋トレの中だけの話ではありません。人生ではいろいろな場面で選択を迫られます。そのときの受け止め方が変わるのなら、筋トレの価値は筋肉が増えることだけではない、と言えるはずです。

昨日できなかったことが、今日できる。その積み重ねを通して、脳は「自分は変われる」ということを学習していきます。自己効力感とは、根拠のない自信ではなく、過去の自分が積み上げてきた成功点から生まれる、未来への信頼なのです。

まとめ

第9回でお話しした「なぜ筋トレをするのか」を、大きく3つにまとめます。

  • 見た目を変える
  • 健康寿命を伸ばす
  • 自己効力感を育てて、人生を豊かにする

前回のピラティスの回でお話しした「体をセットアップする」に対して、筋トレは整えた体を、さらに強く適応させる作業です。整えるだけでも足りませんし、鍛えるだけでも足りません。この両輪がうまく組み合わさって、初めて体は本来の力を発揮できると、RePro代表の古賀は考えています。

もし筋トレを始める理由を探している方がいたら、この回がそのきっかけになれば嬉しいです。

この回の内容は、Podcast「RePro RADIO」第9回でお聴きいただけます。

無料体験を予約